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【雑記】東プレ REALFORCE を追加購入した話
目次
はじめに
今回の記事は、当社の業務内容とは全く関係の無い筆者の個人的な雑記になります。
ネットワークに関連する記事をお待ち頂いていた方には大変恐縮では御座いますが、予めご了承ください。
※この記事は関係者各位(お取引先N社の某S様、及び同社)に許可を得て掲載しております。
長年使用していた自宅のキーボードが壊れた
早速ですが、皆様は普段デスクでどのようなキーボードをお使いでしょうか。
これまで、筆者は大したこだわりもなく「ただ無線であればいい」だけの理由で、自宅では比較的安価なLogicoolのワイヤレスキーボードマウスのセット、会社のデスクではデスクトップPCに付属していた標準的なキーボードなどを使用していました。
Logicool MK270

自宅のPCを操作をする時にはこのキーボードとマウスを使用し、リモートワークが普及してからは会社のノートPCにも接続して、かれこれ9年間以上の付き合いでした。
しかし、昨年の2024年10月頃から、左側の一部キーがガタガタするようになり、ついには”A”のキーが取れてしまいました。修理を試みましたが、プラスチックの板バネのような形状の部品が割れてしまっており、接着剤で固定してもキーを押す指の強さのせいか、結局は取れてしまいました。
メーカーへ修理に出そうかとも考えましたが、購入した当時の価格はセットで2,300円ほど。長年良く付き合ってくれたと思って、このキーボードとはお別れをすることにしました。
東プレ REALFORCEとの出会い
その後は使用せずに忘れ去られていたデスクトップPCに付属していた有線キーボードを使用していました。
そんな折の2024年11月、長年懇意にして頂いているお取引先N社の某S様から、誕生日のプレゼントに東プレ社のREALFORCEというキーボードを頂戴いたしました。

ある日のリモート会議の中で、「キーボードが壊れて別のに変えたが、前のものよりも指が疲れるようになった気がする」などと世間話をしたことはあったのですが、まさかプレゼントにキーボードを頂くとは。
実は、使っていた品番やテンキーは使っているかとか、押す力は強いかとか込み入ったことを聞かれ、大変失礼ですが少々困惑しておりました。
後に周りから伺ったのですが、S様はいわゆる”キーボード沼”にハマっている「その世界の住人」だそうで、私が使用していたMK270と”ほぼ”同じキー(フルサイズと言うそうです)の、R3HI17を選んで頂きました。
実際に開封すると、「ずっしり重い」キーボードでした。そしてBluetoothでノートPCに接続して使用すると、
「な、何………すごく気持ちいい………。」
が私の第一印象でした。”スコスコ”すると言いますか、上手く例えが思いつかないのですが、軽い指の力でとても気持ちくよくキーボードが押せます。
R3HI17との日々
それから、毎日のキーボード作業が劇的に変わりました。ただキーボードを打つだけ、これが楽しくて仕方がない。
筆者はネットワークに関連する作業を生業としており、CLIやテキストエディタでの作業が業務の大半を占めます。実際、一度作業を始めるとほぼキーボードから手を離すことがなく、マウスを使用する機会はあまり多くありません。
このキーボードが家にあるから、それだけの理由で自宅へ持ち帰って作業をすることも多くなってしまいました。
特に、R3HI17はスペースキーが分割されており、”REALFORCE CONNECT”という純正のソフトウェアでカスタマイズが可能です。


また、設定は個々のソフトウェアではなく本体に書き込まれて保存されるため、どの端末に接続しても同じように入力が可能です。
筆者は、右手の小指でエンターキーを押していたのですが、エンターキーを押すために右手がホームポジション(”J”キーに人差し指を置いた位置)から離れてしまい、これまで指が痛くなっていたのもこの小指が多い状況でした。しかし、右側のスペースキーにエンターを割り当てると状況が一変。ほとんどホームポジションから両手を離さずに入力が行えるようになりました。
頂いてからかれこれ半年ほど使用していますが、快適な入力感(スコスコ感)も相まって、ノートPCなど他のキーボードでは入力が億劫になってしまう時もあるほど、一度使うと離れなれない魅力があります。
R3HI17の衝撃
こうなると、逆に困ってしまうのが日々の業務です。
今でこそキーボードの使い分けができるようになってきましたが、自宅でリモートワークをしている際はREALFORCE R3HI17で快適に作業ができるのですが、出先の作業では誤って右手の親指でスペースを入力してしまうことがあり、フラストレーションが溜まることもありました。
特に、このキーボードを頂いたS様のN社には、高頻度で長時間の作業にお伺いするため、ある種の悩みの種になってしまうほどでした。
そこで、「筆者用でデスクを確保して頂いているN社様にも、同じキーボードを置かせてもらえばいいんだ」と安直に思い付き、早速購入しようとして2度目の衝撃が訪れます。

お値段、38,280円!!!
大事なことなのでもう一度。税込38,280円になります。キーボード1台でLogicool MK270の公式通販(3,850円)なら約10セット分。しかも実際に注文した日(2025年4月7日)に、公式通販(楽天、Amazon)では売り切れ。
大変失礼ながら、キーボードでこれほど高額なお品物を頂いたとは全く思っておりませんでした。S様、本当に有難う御座います。毎日愛用しております。
キーボードの種類について調べる
もちろん、REALFORCE R3HI17はとても素晴らしいキーボードです。お値段を知っても、それ以上の価値があると断言いたします。
しかし、頂戴してしまった私が言えることではないのですが、実際のところお財布事情には勇気のいる金額。自宅用ではなく業務で使用するとは言え、おいそれと購入できません。
そこで、そもそもキーボードの種類などにも疎い筆者は、どのような種類があるのかを調べてみました。
先ず、キーボードのキーには大きく4つの種類があるようです。
- ・メンブレン式 ←Logicool MK270のキーボードはコレ
- ・パンタグラフ式
- ・メカニカル式
- ・静電容量無接点方式 ←REALFORCEはコレ
それぞれの違いや機構などについては、より詳しくご紹介されているページが多数あるのでそちらを参照して頂きたいと思いますが、お値段についておおまかに分類すると、筆者の調べた限りでは以下の順のようでした。
メンブレン式<パンタグラフ式<<メカニカル式<<越えられない壁<<静電容量無接点方式
※メカニカルキーボードはとても種類が多く、ゲーム用など上位モデルでは高額なものも見受けられました。
そう、頂いたREALFORCEは、最高級な静電容量無接点方式のキーボードだったのです。そして、私が調べた限りでは、この方式のキーボードは、東プレ REALFORCE、PFU HHKB(東プレが製造)、NiZの3社のみのようでした。
その後、販売店などに足を運び、実際の展示されている多くのキーボードを試し打ちさせて頂きました。メンブレン式とパンタグラフ式はこれまで使っていたMK270のキーボードのような感じで、可も不可もなく。
メカニカル式は個人的に別の気持ちよさがあったのですが、独特のカチカチ音が業務環境としてはあまり適さないように感じました。メカニカル式で静音とされるモデルもあったのですが、やはりREALFORCEが採用している静電容量無接点方式の感触がよりしっくり来てしまい、ここを妥協できませんでした。
さらに、様々なメーカーやモデルを調べている内に、以下の全てを満たすキーボードは、REALFORCE R3HI17しか存在しないことがわかりました。
- ・スペースキーが分割、または右手の親指で押せる範囲にカスタマイズ可能なキーがある
- ・テンキーを含むフルサイズのキーボード
- ・静電容量無接点方式
東プレがPFUの委託(?)で製造しているPFU HHKBについては、フルサイズの製品を見つけられませんでした。テンキーを考慮しなければ、REALFORCEと同等にとても良いキーボードだと感じるのですが、筆者は日々の業務でIP Addressなどを右手のテンキーで入力する癖があることから、やはり固定のテンキーが欲しいのです。このテンキーでも同一の入力感を得られるフルサイズのR3HI17が、やはり私にとっては最も合っているように感じます。
そう、S様の選択は私にとって唯一無二だったのです。おみそれいたしました。
R3HI17を追加購入
結局、筆者なりの調査と検討を尽くした結果、必ず生産性が上がるからと社内の大蔵大臣を説き伏せて「東プレ REALFORCE R3HI17」を在庫があったビックカメラで購入。お値段も公式と同じ38,280円でした。
そして早速、本日の2025年4月10日からN社様のデスクに配備し、使用し始めています。いつもの作業場で最高のキーボードが使用できる。言葉にできない幸福感があります。
N社の皆様、お借りしているデスクには私にとって最高のキーボードが置いてあります。是非とも一度使用してみてください。キーボードから手を離せなくなるキー入力が最高に捗ること請け合いです。
- ※私が不在の時であれば、どうぞご自身の端末でご自由にお試しください。
- ※もし、作業にお伺いしてこのキーボードが無かったら致命的にモチベーションが下がってしまうかも知れませんので、お願いですからそのまま持ち去らないで下さい。
- ※キーボードのご相談は、是非「その世界の住人」であるS様へどうぞ。
まとめ
今回は、筆者が頂いた東プレ REALFORCEのキーボードがあまりにもすばらしく、この魅力を少しでもお伝えするために記事へいたしました。
PC周辺機器に疎い私でも、このキーボードには感動してしまいました。良い道具を得ると作業も捗り、生産性の向上へも寄与するものだと改めて認識しました。
しかし、良い道具に慣れてしまうと、これが無いとフラストレーションを感じるジレンマも併せて体感することになりました。
R3HI17を使用し始めてからも、これがとても持ち歩くようなサイズや重量ではないため、皆様のご用命でお伺いする現地作業は、変わらずにノートPCなど作業端末のキーボードで実施させて頂いております。便利な道具が無い時もこれを理由にせず、あらゆる環境で最高のパフォーマンスを提供できるように最大限努めてまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
※「静電容量無接点方式」のキーボードが気になった方、お高い買い物ですがきっと後悔はしないと思います。販売店での試し打ちや、レンタルで借りてみることも可能なようなので、是非一度お手に取ってみてください。
- ※この記事は筆者個人の見解によるものであり、各メーカー様や当社としての意見や見解を示すものではありません。
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